大村市塗装・防水協同組合が市庁舎でボランティア事業／園田市長が感謝

　大村市塗装・防水協同組合（林高明組合長）は１５日、日頃の感謝を返そうと大村市役所庁舎でボランティア活動を実施した。市民の利用が多い玄関近くのトイレなどを、組合員５社・１６人が塗装。活動に対し、園田裕史市長が深く感謝した。

　朝礼にて挨拶に立った林組合長は、園田市長はじめ市関係者らへ「市内に本社を有する企業として、多くの市民の皆様が利用される箇所の塗装・清掃を通して市へ貢献したい。本日は、我々組合員も一市民として誇りを持って活動に取り組む」と思いを語った。

　続けて、園田市長が登壇。ボランティア活動に深く謝意を示すとともに、「日頃より組合の皆様には研修会等に職員を参加させていただくなど、技術力向上の機会をいただき感謝申し上げます」と述べた。その上で、「これから本市は、市役所や環境センターの建て替えとともに、小中学校２１校の建て替えも今後１５年間で計画的に実施する。その中で、地元企業の皆様に対する発注量確保や平準化などを調整・検討しながら進めていきたい」と述べ、市政への引き続きの協力を求めた。

　ボランティア活動は午前９時から午後５時まで実施し、市民の利用が多い▽本館１階トイレ（市民課横）▽同２階トイレ（秘書課横）―の天井およびパーテーション、引き戸等を塗装した。また、正面玄関のスロープや花壇周辺を高圧洗浄機で清掃するなど、組合員らが恩返しの気持ちをもって丁寧に施工した。

　ボランティア参加組合員は次の通り。

　▽㈲林塗装工業

　▽㈱サカモト美装

　▽㈱ソエジマ

　▽山石都市機能美研

　▽㈲大村塗料商会