2024(令和6)年度優秀工事知事表彰
大石賢吾知事あいさつ・受賞者紹介
2024年08月27日(火)
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表彰
令和6年度長崎県優秀工事知事表彰式を開催いたしましたところ、 受賞者並びにご来賓の皆様方におかれましては、ご多忙の中、ご出席を賜り厚くお礼申し上げます。また、皆様には、日頃から、県政の推進に特段のご理解とご協力を賜っておりますことに重ねてお礼を申し上げます。
本日の表彰式は、県が発注した公共工事において、他の模範となる工事を完成された、特に優秀な企業と現場技術者の皆様を表彰させていただくものであり、このことを通して、県内建設産業の技術力の向上を図るものでございます。
今回受賞される20工事20社の皆様方は、対象となる工事1303件の中から、厳正な審査により、優秀工事又は優秀現場技術者として認められたものであります。この度のご受賞を心からお祝い申し上げます。
さて、長崎県においては、県民の皆様が本県に誇りや期待感を持ち、県内外の多方面から選ばれる「新しい長崎県」の実現へ向け、「未来大国」をコンセプトとした「新しい長崎県づくりのビジョン」を本年3月に策定しました。
このビジョンの実現に向けた重点分野のひとつとして、「イノベーション」を掲げており、土木行政においてもデジタル化を加速させ、公共事業の円滑化や建設産業の活性化を図るため、インフラDXの推進に取り組んでいるところです。
今後、インフラの建設から維持管理までの各段階において、ドローンやBIM/CIM、ICT施工等のデジタル技術の活用をさらに進めることで、労働時間の縮減と労働環境の改善による担い手の確保、生産性の向上に寄与し、建設産業の持続的発展につなげてまいります。
さらに最近では、能登半島地震や東北地方での豪雨など、自然災害が頻発化・激甚化しております。離島や半島を多く有する本県においても、国の「防災・減災、国土強靭化のための5カ年加速化対策」の予算を活用し、県民の生命・財産・暮らしを守り支える「強靭な県土づくり」を進めているところです。
しかしながら、本県には、強靭な県土づくりを必要とする箇所が数多く残っていることから、国の令和7年度の対策期間の終了後も切れ目なく、継続的・安定的に取り組んでいく必要があります。そのため、国に対し、国土強靭化実施中期計画を令和6年度内に策定し、必要な予算・財源を今後も継続的に確保することを機会あるごとに要望してまいります。
引き続き、受賞された皆様におかれましては、今後とも、他の模範として更なる技術力の向上や時代を担う若手技術者の育成、インフラDXの推進などに積極的に取り組んでいただき、長崎県の公共事業にお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、受賞者の皆様に改めてお祝い申し上げますとともに、ご列席の皆様の今後益々のご健勝とご活躍をお祈り申し上げまして、ご挨拶といたします。