2024年度(第1回)長崎県土木部優秀委託業務表彰/初年度表彰に3社が輝く
2024年09月06日(金)
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表彰
長崎県土木部は、今年度より長崎県土木部優秀委託業務表彰を施行。先月9日、県庁舎で第1回表彰式を執り行い、中尾吉宏土木部長が受賞した委託業務3件を収めた3社の代表者ならびに技術者の功績を称え賞状を手渡した。
この表彰は、県土木部が発注した建設コンサルタント業務について、優秀な成績で完成・完了したものを表彰することにより、企業および技術者の意欲を高め、技術力のさらなる向上と業務成果の品質確保を図るもの。県は対象業務227件の中から、▽富川河川緊急自然災害防止工事(橋梁詳細設計業務委託)/E―tecsコンサルタント㈱(森山洋次郎代表取締役社長)▽一般県道大浦比田勝線道路改良工事(道路設計業務委託)/㈱工藤測量設計対馬営業所(三山登志郎所長)▽久根川総合流域防災工事(護岸詳細設計業務委託)/太洋技研㈱対馬営業所(神宮吉幸所長)―の3件を選定した。
表彰式には来賓として、県へ表彰制度を要望・提案してきた(一社)長崎県測量設計コンサルタンツ協会の吉川國夫会長と、(一社)長崎県建設コンサルタント協会の谷川達夫代表理事が出席、3社の栄誉ある受賞を見届けた。
挨拶に立った中尾土木部長は、「土木部においては県民の生命・財産・暮らしを守り支える強靭な県土づくりを進めております。国の防災・減災、国土強靭化5か年加速化対策は令和7年度に最終年度を迎えますが、強靭な県土づくりは未だ道半ばであります。対策期間の終了後も切れ目なく、継続的・安定的に取り組みを推進するため、国土強靭化実施中期計画を令和6年内に策定し、必要な予算・財源を今後も継続的に確保していただくよう、知事自ら国へ機会あるごとに繰り返し要望を行っているところです。強靭な県土づくりを着実に進め、安全・安心な長崎県を実現するためには、県内の建設コンサルタントにおける確かな技術力と卓越した見識、経験が必要不可欠であり、今後、3次元データ等のICT技術の積極的な活用など、時代の潮流に即した対応も求められております。受賞された皆様におかれましては、非常にご苦労はあると思いますが、今後ともさらなる技術力の向上や時代を担う若手技術者の育成、建設DXの推進などに積極的に取り組んでいただき、引き続き、他の模範として長崎県の公共事業へお力添えを賜りますようお願い申し上げます」と述べた。
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