地域貢献

県工組青年部協議会と女性部会/児童養護施設でLED工作教室/電気の楽しさを身近に感じてほしい

2025年08月01日(金)

地域貢献

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参加した青年部協議会と女性部会のメンバー

完成したランプの光具合を見る

 長崎県電気工事業工業組合(県工組)青年部協議会(益田幸一部会長・エコー電子工業㈱)は7月29日、島原市内の児童養護施設で『LED工作教室』を開いた。6月に設立した県工組女性部会(山坂紬会長・㈱三恵電業)と共催する形で、青年部8人、女性部会4人のメンバーが参加した。


 当日はまず、大浦和久副部会長(大浦電気工業㈱)が「生活に欠かせない電気について楽しく学び、電気の楽しさを身近に感じてほしい」と、就学前幼児から高校生までの20人に語りかけ、全日電工連が制作した電気工事業PRのショートアニメを上映。その上で、松田大輔相談役(㈱新光電気)が、プロジェクターを使って、電気をつくる方法や安全な電気の使用法、LEDの特徴や光の色の仕組みなどを、図を多用しながら説明した。


 次に、森慎太郎副部会長(㈱三ヱ電機)が、プロジェクターの画像を交えながら市販のLEDランプキットの作り方を、順を追って伝えるとともに、青年部と女性部会のメンバーが、5つの班に分かれた児童らの各テーブルに張り付いて作り方を指導。児童らは、シェード型の透明シートに思い思いの絵を描いて組み立てた。ランプが完成すると、室内の灯りを消して自分のランプが七色に光る様子を確かめた。


 工作を終え、児童の代表から「きょうは電気のことについて良く分かったし、楽しかった。また来てください」との言葉を送られると、山坂会長は、「難しいところもあったと思うが、皆さんが一生懸命頑張って素敵なライトが完成した。これからも『やってみたい』との気持ちを大切に、好きなことにチャレンジしてほしい」と児童らに呼びかけた。


 最後に、施設の責任者が「施設では、子どもたちに、たくさんの出会いや経験を通じて、自分の好きなこと・夢中になれることを見つけ、自分の人生を一生懸命生きる子になってほしいと願いながら取り組みを進めている。しかし、職員だけでは限界があるので、今回のような機会は、子どもたちだけでなく、職員にとっても非常に貴重」と深く感謝し、「これからも子どもたちに会いに来てほしい」と名残惜しんだ。


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