人手不足に挑む県内建設業『事例にみる外国人材受入れの実態と工夫』/④E-tecsコンサルタント㈱
2025年08月20日(水)
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■E—tecsコンサルタント㈱
~本人の考え尊重し、バックアップ~
《企業側の声》
〇受け入れている外国人材は
中国から高度人材1人(入社6年目)。
〇受け入れ目的
一般募集で新規採用(福岡本社で勤務)。
〇受け入れて良かったこと
幅広い人材を雇用しているという対外的なPRになる。異なった視点から物事を考えるため、日本人にも良い影響を与えている。
〇困ったこと
細かいコミュニケーションを取ることが難しい(阿吽の呼吸)。電話やメールでは細かい内容までは上手く伝わりにくい。
〇外国人材の住まい
一般社員同様に賃貸アパート等を住居としている。本人が契約者となるよりは会社名義で契約する方がスムーズ。
〇外国人材に快適に働いてもらうための工夫
外国人と意識せず、一般社員として接している。
〇現在働いている外国人材に期待すること
日本への帰化を希望しているため、会社としても本人の考えを尊重し協力したい。
〇外国人材の受け入れを検討している企業へ一言
受け入れ外国人の考え方を尊重する。日本人もそうだが、やる気と上昇志向を持つ人を選ぶ。
《外国人材の声》
〇来日の動機
中国の大学を卒業したが、知識向上のため、日本の大学でさらに学ぶことにした。日本には友達の親戚が住んでいたこともあり、日本に留学することを決めた。
〇日本の働き方や建設業の印象
規律正しく、会社への忠誠心が強い。安全・安心や高品質を創出しており、技術者一人一人が高い技術取得に向けて頑張っている。
〇楽しいこと
ドライブ(日本で運転免許を取得)。
〇困っていること
日本語がとにかく難しい。物価が高いので生活が大変。
〇困った際の対応策
会社の先輩か母親とテレビ電話で相談している。
〇今後の(将来)予定・展望
将来は日本での永住権を取得し、両親を日本に呼び一緒に住みたい。自分が先駆者となり、中国の知り合いなどへ日本での生活を話し、日本に来ることに挑戦して欲しい。