人手不足に挑む県内建設業『事例にみる外国人材受入れの実態と工夫』/③福丸建設㈱
2025年08月20日(水)
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■福丸建設㈱
~人手不足と国際感覚の向上に寄与~
《企業側の声》
〇受け入れている外国人材
ベトナムから技能実習1号2人、特定技能1号6人の計8人。
〇受け入れ目的
建設業界の人手不足、職場の活性化のため。
〇受け入れて良かったこと
人手不足の解消はもちろんのこと、社内の国際感覚向上や仕事に対する姿勢向上。実習生同士のいい意味でのライバル心の芽生え。
〇困ったこと
将来、帰国する可能性が高い。手続きや経費が日本人よりも掛かる。日本語力が向上・上達するまでの意思疎通が難しく、資格取得のハードルが高い。
3年後、5年後に一旦帰国するため、その際に人手不足になる。無駄な手続きが多く、毎年行う必要がある。
〇外国人材の住まい
本社近くに民間アパートを借りている。近所トラブルもない。
〇外国人材に快適に働いてもらうための工夫
普段からコミュニケーションを取ること。職場の雰囲気を明るくしている。
〇現在働いている外国人材に期待すること
実習終了後も、引き続き働いてほしい。
〇外国人材の受け入れを検討している企業へ一言
受入機関等に信頼できる担当者を見つけること。求人票には良いことも悪いことも含め本当のことを記入する。社内できちんと担当者を決める。技能実習初級や専門級の試験対策を実習生と一緒に取り組む。
《外国人材の声》
〇来日の動機
日本文化、仕事、日本語を勉強し、いっぱい稼ぎ、家族へ仕送りしたい。
〇日本の働き方や建設業の印象
建設業はルールが厳しく、安全意識が高いため、安心して働ける。
〇楽しいこと
買い物や県内の友達と会うこと。
〇困っていること
日本語が難しく、なかなか相手に通じない。
〇困った際の対応策
増田寿一専務取締役(世話人)に連絡する。
〇今後の(将来)予定・展望
帰国予定。