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【連載コラム】海辺の街から ~第21回:チームで情報を共有できる!《DX:クラウド会計導入・第4回》~

2025年11月08日(土)

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海辺の街から

松岡いずみ氏

 DXといえば「情報共有」。これは、チームで仕事をしていく上で欠かせないもの。


クラウド会計では、インターネットにつながったパソコンやタブレット、スマホのどこからでもログインできるので、どこにいても、カンタンに情報共有ができます。


 経理の人、経営者、税理士さん、いつでも最新の数字が見られるので、経営者の意思決定も早くなります。決算月にバタバタ焦ることなく、余裕をもって迎えることができます!


 メリットの5つ目である「データがしっかり守られる」。インターネットに繋がっているということはセキュリティ対策も必要。クラウド会計ソフトは金融機関と同等のセキュリティ設定をしてくれています。もちろん、100%大丈夫、はインターネットの世界ではないことので、それは承知の上で利用する心構えも持ってくださいね。


 クラウド会計の情報は、使っているパソコンやスマホに保存はされていません。よって、パソコンを買い替えてもデータが消えることなく保存されているから安心です。もちろん、データのバックアップを取っておくこともできます。


 導入をお手伝いした個人事業主の息子の経理を担当している70代半ばのお母さんのお話をします。


 彼女はこれまで手書きで元帳を作成し、電卓をひたすら打ちながら経理をしていました。領収書もきれいに整理整頓、貼付していました。クラウド会計は「怪しい」「怖い」けど先のことを考えて一歩を踏み出しました。そんな彼女が確定申告を終え、放った言葉が「こんなことならもっと早くしておけば良かった。私、バカだったわ~」でした。


 よく言われるのが「経理の仕事がなくなる」 。実は、逆でして、やる仕事はいっぱいあり、もっと重要な仕事が任されることになります。 


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