• これまでに無い 7つのメリット
  •  1.重機回送車1台で運搬可能
  •  2.ウインチと建機を一体化
  •  3.半日で斜面上に配置
  •  4.ほぼ垂直の斜面や中硬岩も施工可能
  •  5.徹底した飛散対策で民家近接施工も可能
  •  6.小回りの利いた施工が可能
  •  7.建機を斜面上に残し翌日作業を再開可能

独自の技術とノウハウで、迅速・安全な施工を提供します

特殊法面掘削機とは

 従来の掘削重機では登坂・掘削作業ができない急傾斜面の掘削、切り崩しなどを効率的・安全に施工できる『特殊改造を施したバックホウ』です。
 重機本体に搭載した2カ所の油圧ウインチから伸びた高強度ワイヤーを斜面上部のアンカーに接続。専門オペレーターによる「搭乗運転方式」により、ウインチの巻き取り・巻き戻しと走行装置の連動駆動で、掘削機本体が斜面上で上下左右に移動します。この工法で、急傾斜面上での掘削、切り崩し作業のほか、既存法面構造物(吹付モルタル・法枠工など)の取り壊し・撤去作業や、切株の抜根、岩塊の油圧ブレーカー破砕を迅速・安全に実現します。

特徴

  • @油圧ウインチの搭載
    ― 掘削重機本体に、自重の1.5倍以上の制御力(巻上げ・巻戻し・ブレーキ能力)を持つ「大型油圧ウインチ」を2基搭載。各ウインチから伸びる高強度ワイヤーロープで掘削機が安定的に作業できます。
  • A高強度ワイヤーロープ
    ― 掘削機自重の10倍以上の強度を持つ「20.8_鋼よ8」を左右各1本、計2本使用し、施工中の安全を確保します。
  • B斜面上のアンカー強度
    ― 高強度ワイヤーロープを接続・固定する斜面上のアンカーは通常、現地に自生する立木(立木1本にワイヤー1本接続を原則)。施工前に引っ張り試験を行い、掘削自重の1.25倍以上の耐力を確認した立木を採用します。
  • C走行体の改良
    ― 掘削機の走行体(キャタピラ部)の全幅を拡げ、作業中の横軸方向の安定性を増強しました。
  • Dリフティング装置の搭載
    ― 斜面上での作業が効率的に行えるよう、上部旋回体(運転席・動力部)を水平に保つリフティング装置を搭載。運転席部分には、落石など万が一の飛来物からオペレーターを守る鋼製防護柵も設置してます。
  • E登坂能力
    ― 80度の斜面傾斜角度まで施工可能です。